プロの仕事

 
僕が2002年3月までお世話になっている「大阪産業創造舘」では、年間たくさんのイベント・セミナーなどを行っています。

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先日、イベントのお話をしましたが今回はそのちょっと裏話というか準備段階 の時のお話です。
今回のイベントでスタッフとして参加したのが「カウントダウンラボ一般公開審査会」です。

いわゆるビジネスプランのコンテストなのですが普通は発表者のプランを審査員が審査します。
しかし、このカウントダウンラボ(以下略してカンラボ)は、150名の一般審査員、つまり応募すれば誰でもなれる観客の皆さんの投票と数名の審査員の投票(ちょうど半分の比率)によって決まります。
それは、当日のプレゼンのうまさですべてが決まることを意味します。

今回でこのコンテストも第3回です。第2回は僕がイベントリーダーでした。すべて自前で企画プロデュースから本番のディレクションを行い、大変だったのを覚えています。今回は、大阪産業創造舘の1周年イベントに組み込まれるということで、プロの企画会社と司会には吉本のタレント「越前屋 俵太」さんにやってもらうことになりました。

そのリハーサルなのですが、ちょうどイベントの前日に行いました。こちらの担当者が作成した台本をもとに企画会社のディレクターさんの進行で進みます。

こちらの作成した台本にはやはり素人的な部分もあり、修正が入ります。しかし、概ね台本どおりいけそうだとリハーサルは無事終了しました。
ただ、時間的な配分がぎりぎりなので少し心配ではありましたが‥

そしていよいよ本番当日!午前から俵太さんを交えての最終リハーサルです。
関西では有名ないそがしいタレントさんなので当日くらいしかリハーサルできません。

早速進めていくと‥

発表者の順番はくじで決める!という部分があったのですが、「演出的に舞台でくじを引いても盛り上がらんのとちゃうか?」ってことでなくなりました。

他に、ドキドキ感のある最後の結果発表に工夫してあらかじめ投票数の玉を入れておいた箱から発表者が自分で玉入れのように数える。といった部分もありました。ですが、「そういう演出よりも発表者と審査員のコメントをイジクルような部分が一番面白い。」ってことになりココも削られました。 

その他細かい部分で演出のプロ俵太さんの修正が入り一瞬にして、かなり台本が変わりました。

本番、やはり俵太さんはプロです。むちゃむちゃ面白いし盛り上がりました。

あの「観客が本当におもしろいかどうかが大事」というとこらからくる的確な判断を聞いていて「ん、やはりプロはちがう!」「なんでも職人やないけど仕事はプロフェッショナルにやらんなアカン」と思ったのでした。僕も「さすが!」といわれるような仕事ができるようじっくりがんばりたいと思います。